ハットジョイナー(ハット型ジョイナー)というプラスチック製か,金属製の部品が取り付けられ,その凸部を挟むようにサイディングボードが張られています。
ハットジョイナーの上部にはコーキングが接着しないようにボンドブレイカーというテープが入っています。
ハットジョイナータイプの窯業系サイディング外壁の断面図です。
バックアップ材といわれるスポンジが装填されていて,コーキングが接着しないようになっています。
先程からコーキングが「接着」しないという言葉がでていますが、サイディング同士の継目の場合,コーキングは左右両面のみに接着して突き当たり面には接着させない「2面接着」が常識で,突き当たり面にも接着させてしまう「3面接着」だと コーキングが破断する場合があります。
既存のコーキングを撤去する場合,「ボンドブレーカー」「バックアップ材」が損傷してしまうことが多いため交換になります。(バックアップ材が比率高い)
防水シートが張ってあるので,コーキングが 裂けて雨水が入り直ぐに雨漏りするわけではありませんが、コーキングが裂けてしまったらそのまま放置せず打ち換えか増し打ちをお勧めします。