質問『下地処理の重要性』

壁・屋根の下地処理

1.水洗い
表面に長年蓄積したホコリや汚れ・カビ・コケなどを、圧力をかけた水で洗い流す事。

2.下地調整材
モルタル壁などは、長年経過する事によりひび割れ(クラック)を起こしている事がおおく、モルタル壁自体の強度を高めない限りは、単なる色塗りだけになってしまいまい、今後ますますひび割れを起こす可能性は高くなります。その為、下地を強固にする塗料を下塗りします。

3.コーキング
サイディングの外壁の場合は、モルタル壁に比べてひび割れが起こることなどは特にないので、下地調整材を入れる必要性はそれほどありません。しかし、サイディングは、ボードとボードの継ぎ目が弱点。ここに、再度新築時と同じように、コーキングを打ち直さないと、必ず水漏れやボードの変形などの問題がでてきます。

4.下塗り材
塗料と下地がうまく密着するように、または、下地の模様を消すなどの目的で使われます。
       

鉄部・木部の下地処理

1.ケレン作業
塗料の密着をよくするためと、既存のサビや汚れを削り落とす作業の事。通常はサンドペーパーや皮すきなどといった、手作業が普通ですが、あまりにも状態がひどい場合は、サンダーなどの電動工具を使った作業が必要です。 

2.サビ止め塗料
鉄部は意外と腐食がはやく、サビ止めは欠かせません。しかし、サビ止めといっても、既存のサビを殺すわけではないので、きちんとサビを落としてから塗装する必要があります。